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フッボラ選手留学 ~デビュー戦を語る~

今シーズンも残すところあと1ヶ月弱。バスクに選手留学として挑戦に来ているシュンスケ、ヒロキ、サキの3人にデビュー戦について、そしてトレーニングと試合の違いについて今シーズンを振り返りながら語ってもらいました。

今回はインタビュー形式で3人に答えてもらいました。(インタビュアー:フッボラ饗庭)

デビュー戦の思い出

饗庭:デビュー戦について聞かせてください。デビュー戦はどんな感情で迎えたのでしょうか?

シュンスケ:デビュー戦は所属しているデリオというクラブのBチームでの出場でした。Aチーム所属だったのですがBチームでの出場ということで、嬉しいけれども悔しいという気持ちもあり、少し心を整理してから臨みました。

その試合当日がBチームに初めて合流した日だったので、ベンチスタートだったのですが、相手が首位のチームで会場の雰囲気も良く試合に出たいなという気持ちが高まっていました。チームが10で勝っていて後半残り20分、監督から名前を呼ばれ、とうとうデビューの瞬間を迎えました。ピッチに入った瞬間「フワッと」降りてくるかのように緊張感が体を包んだことは忘れられません。その後追加点に絡める活躍もできて20で勝利できたのもいい思い出です。

饗庭:そして先日はAチームでもデビューしたんですよね、おめでとう!

シュンスケ:ありがとうございます。そうなんです。とうとうAチームでデビューをすることができ、最後の交代で出場したのですがもう緊張で口がパサパサでした。

半年近くAチーム出でられなくても腐らず続けて来て出場機会を得られたことが嬉しくて、試合終了後にはチームメイトが祝福をしてくれたことも私の中で強く心に残っています。

饗庭:では続いて、サキはデビュー戦、どうでしたか?

サキ:プレシーズン非常に調子が良くて、レギュラーとして扱われていたのですが、いざ開幕となって国際移籍の手続きで開幕1ヶ月間出れなかったんです。

そして待ちに待ったデビュー戦で、私はスタメンで名前が呼ばれました。チームメイトやクラブの関係者からの期待も高くて、そもそも私自身緊張するタイプの性格なので逆に少しそれがプレッシャーにもなっていました。

饗庭:なるほど、白線を跨いでピッチに入った瞬間はどうだった?

サキ:頭の中真っ白でした笑 緊張しすぎて本当に自分の体が動いていないというのはこういうことかと感じるくらい何もできなかったなということを覚えています。自分の思い描いていたデビューとはならなかったのですが、そういう意味でも忘れることのできないデビュー戦でした。家に帰ってからその悔しさをサッカーノートに殴り書きしたのもいい思い出です。

饗庭:ヒロキはデビュー戦、どうでしたか?

ヒロキ:デビューとなった試合はグルチェタというチームとアウェイでの試合でした。10で勝ってた後半途中からの出場だったのですが、結果から先に言うと12で逆転されてしまうというほろ苦いデビューでした。

饗庭:デビュー戦だけに余計に悔しいですね。ピッチに入る前の気持ちはどのような状態でしたか?

ヒロキ:はい。アップしている時から自分的には珍しく気持ちが高まって興奮気味でした。というのも海外移籍の選手登録の関係でリーグ開幕から1ヶ月間試合に出られなかったので、悶々としていた気持ちもあったので「あ、ようやくスペインでデビューできるんだ」という感慨深く、モチベーションの高い状態で試合に入れました。

自分自身プレー自体も体が動いて非常にいい状態で、非常にインテンシティの高い試合だったのですが、途中出場でもスッと入れるくらいメンタル的に研ぎ澄まされていました。ただ一人私のチームが退場者が出ていたのでほとんどの時間守備で走らされてましたけれど笑

結果的に負けはしたのですが、やっと出れたという気持ちもあって楽しかったという思いが強いですね。

トレーニングと試合は違う!?

饗庭:トレーニングと試合でこっちの選手は全然違うとよく言いますが、それは感じましたか?

ヒロキ:はい、びっくりするほど違いました。プレシーズンが始まって、トレーニングでは余裕を持ってやれるなと自信を持ってやっていて、逆に少し強度が低くて物足りなさを感じていました。それが公式戦になった瞬間に「目の色が違う」と感覚的に感じました。

饗庭:目の色が違うというのは面白いですね、それはどの瞬間から変わると感じますか?

ヒロキ:アップまではダラダラしてるんです笑 けれどもいざ試合となった時にスイッチが入ったかのようになりますね。技術が上がるというわけではないのですが、シュート、キックの強さしかり、スピード感や強度が3ギアぐらい上がっているなと、それはやっぱり日本にはないなと感じました。

自分自身も今ではその周りの雰囲気につられるようにスイッチが入っていくことを感じています。というのも技術が上がるわけではないのですが、守備の強度やスピード感が上がっているなと今振り返ると思いますね。

シュンスケ:確かにヒロキがいま言っていた通りで、ウォーミングアップを終えてロッカールームで最後円陣を組んだ時に「ピリピリ」と電気が走っているかのような緊張感に一気に切り替わるのは不思議でしたね。

饗庭:確かにあのロッカールームでの最後の緊張感というのはすごいですよね。

シュンスケ:そしてロッカーを出た瞬間に観客がいるというのがまた日本との大きな違いで、その瞬間の観客席からの声援、そこで作られる雰囲気が選手をグッともう一段階集中させる要素になっているんだろうなと感じますね。実際に試合をしていても味方のプレースピードや強度が変わっているなと身をもって感じました。

自分の中では練習をだからと言って緩くするわけではないです笑 練習も100%でやりながら試合ではさらにという気持ちでやっています。それと自分自身も観客がいるとテンションが上がるタイプなのですが、日本にいるときは「いつも通りにやるぞ」と自分を抑えるようにしていたのですが、こちらに来て今では逆に「もっとやってやる」とさらにギアを試合で上げるようになっているというメンタル的な変化を感じます。

饗庭:サキはその辺りどのように感じていますか?

サキ:男子と女子の違いかもしれないですが、私たちのチームは練習と試合の差というのがあまりないですね。練習から試合と変わらないテンションや強度でやっています。

饗庭:それは面白いテーマですね。具体的にはなぜ一緒だと感じますか?

サキ:監督にもよるのかもしれないですが、監督が強度をすごく求めてトレーニングのリズムもいいので私たちも気が抜けないというか、試合のような激しさで取り組めているのかもしれません。

最初のウォーミングアップは私自身含め楽しくワイワイとやっているのですが、そこから1つ目のトレーニングに移ったときに雰囲気がガラッと変わるというを感じています。なのでそこから強度も試合の時のようにピリッとした雰囲気の中でできているからかなと思います。

あとは私のチームは他のチームと比べておとなしい雰囲気のチームなので、あまり試合前にワッとなることがないというのもあるのかもしれません。また私自身はあまり試合だからといってテンションを上げないようにしているというか、試合前は緊張するタイプなのでトレーニングと同じようにと心がけるようにしています。

次回は3人のインタビュー続編としてさまざまな違いについてトークしていきます。

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