inigo1-32

育成年代でのチーム立ち上げ(3) 〜学びのスピード〜

今回が3回目、ラストになります。引き続きチームを立ち上げる際の留意点について記したいと思います。

多くの「初めまして」の選手がいる場合、何が大事なのか?それは指導者である自分が持つ可能な限りの我慢を携えることだと思っています。

しばしば起こること。それは皆さんにも覚えがあるかも知れませんが、我々指導者が「勝手に」スピードを設定しまうということ。そしてそのスピードで物事が進んで欲しい願い過ぎてしまうということです。そのスピードでモノを建設しようと先に決定してしまうんですね。

当然ですがこれはよくありません。結果的にどうなるかというと、我々は多くのものを求めすぎてしまうことになります。選手達は情報過多に陥ります。そして選手の主体性が失われていきます。お腹いっぱいになってしまうんですね。選手の目からは輝きが失われていきます。そして、学びの姿勢は徐々に受動的なものに変わっていきます。

無理矢理、急いで創ったものはもろい。長くは続きません。やはり優先すべきは「しっかりとした基礎を作ること」。その先に、大きくて頑丈なものを建てることができるのです。

選手の学習スピードをしっかり観察しなければいけません。彼ら彼女達にあったスピードで物事を進めて行く。これが大事です。

これらのスピードが適切であるかををチェックすることも大事です。どうチェックすればいいか?それは選手達が教えてくれます。選手達の表情です。目です。態度です。声です。空気感です。

要は選手達がいきいきしているかだと思います。みなさんの目の前の選手達は何かに飢えていますか?

チームを立ち上げて間もないのに、選手がいきいきしていない時、危険信号です。何かに飢えていない時、んー、気をつけなければいけません。

その原因はもしかしたら学習のスピードを上げ過ぎたのかも知れません。我々の我慢が足りなかったのかも知れません。

今回はチームを立ち上げるをテーマに僕自身が現場で感じていることを基に記事にしてみました。何か少しでも皆さんが考える材料になったのであれば幸いです。

フッボラ代表/Dアラベスジュニアユース監督/アスカルチャ育成ダイレクター

イニゴ·ロペス

イニゴのその他の記事はこちらから

Comments