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スペインでチームを率いる18-19(15) 前期を振り返って

前期が終了しました。初めてスペイン16歳以下の最高峰レベルのリーグで指揮をとり始めて約半年。8月から今日まで本当にあっという間でした。毎週試合をこなす度に出てくる課題を克服する度、チームが抱える装備が増えていくのを感じました。そういう意味では毎週リーグ戦に何に取り組まなければいけないのか教えてもらってきたようです。チームは半年前とは見違えるように成熟しています。

ではチームの成績どうか?実際の数字という観点から見ると「限りなくアウトに近い」セーフという表現が適切だと思います。正直もうちょっと勝ち点取れると思っていました。前期を終えて降格圏から5ポイント離れた位置にいます。順位は13位。16チーム中3チームが降格するところの、下から4つ目。直近の8週間では一度も勝利することができていません。全チームの中で最も引き分けの多いチームが僕たちです。
間違いなくこれまで監督として経験した中で最も難易度の高いリーグです。相手チーム監督達のレベルもそうですが一番は相手選手達の質の高さです。ここまでミスが直接失点に繋がることが多いリーグは初めて。例えば、先日はプロクラブであるDアラベスU16との対戦でした。FWとトップ下はスペイン代表ということで彼らがプレーするスペースをできるだけ縮める作業に徹しました。自チームの選手達は素晴らしい戦いをし、相手を大きく苦しめることに成功します。ハーフタイム時には客席から拍手が出る程でした。ただCBの質がすごく高く中々いい形でフィニッシュまで持って行かせてくれません。後半残り20分切った段階で先制点を許しそうな苦しい展開になります。そこで僕は大きく舵を切り、練習でも準備してきた攻撃的サッカーに切り替えて一気に勝負を決めようと決断しました。しかしその数分後「待ってました」とばかり相手はこれまでより広くなったスペースを使って切れ味の鋭いカウンターを炸裂。終わってみれば0-4で敗退。狐につままれたような10分間でした。試合後は痛々しい悲惨な空気が会場を覆いました。そして監督として大きな責任を感じずにはいられな試合でした。

そして今週から後期が始まります。後期は決して前期の折り返しではないことをこの数年で学んできました。前期とは全く違った物語が待っているからです。僕はシーズンが終わるまで只管チームが成熟していくチーム作りを得意としています。マラソンでいうと後からジワジワの頭角を表すランナーのようなものでしょうか。事実自チームはいつも後期の方が成績が良いです。今は今季もそうなることを期待しながら後期開幕戦の準備をしています。相手は14位のチーム。何としても勝ちたい試合です。

来週はクリスマス休暇でサッカーはお休み。6日間だけ日本に帰ります。東京(26日)と大阪(28日)で行う講習会では今回のリーグでの試行錯誤を報告させていただきます。お陰様で東京会場は満席に近い申し込みを頂いています。ただ大阪会場はまだ空席が多いです。折角の機会なので是非お誘い合ってご参加下さい。もしくは興味がありそうな方に教えてあげてくださると嬉しいです。よろしくお願いします。

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