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指導者合宿報告2 〜サンマメススタジアムを訪問〜

今季バスクには1部を戦うクラブが5つもあるということで近距離で沢山試合がやっています。というわけでリーガの試合を梯子しました。まず圧倒されるのはそのスタジアムの美しさです。思わず「何だこれは笑」という言葉が漏れます。今年世界の最も優れたスポーツ施設賞に輝いた本スタジアムは機能的にも芸術的にもビルバオが世界に誇る建築物です。

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しかし同クラブが本当の意味で世界に誇るものはスタジアムではありません。この熱狂的なファン達の存在です。それはもうサッカーが好きだだとかこのクラブを応援したいだとかそういったレベルの感覚ではありません。申し訳ありませんが言葉ではうまく説明することができないのがスタジアムに足を運ぶ人たちの存在です。このSanmamesスタジアムに足を運ぶ人達の多くは、サッカーが好きと言うよりもアスレチックビルバオというチームを心から愛しているからなんです。ビルバオでは試合中の客席に様子に大きな特徴があります。それはスペイン全体でも同じことが言えると思いますがビルバオは特にそれが顕著です。ドイツサッカーを知る人からすれば非常に新鮮な感覚です。それはお客さんが応援をしないんです。ビルバオでは皆試合を観るためにスタジアムに足を運びます。応援歌を歌ったり、立ってジャンプしたりはしません。皆、静かに熱狂するのが特徴です。visitasanmames3

対戦相手は同じバスク圏内のナバーラ州盟主オサスナです。特別な感情が発生する対戦カードです。なぜならビルバオの主力には多くのナバーラ出身選手がいて、オサスナは経済力を背景に自分達の土地から才能豊かな子ども達を青田買いしていくビルバオに憎しみや嫉妬、無能感を抱いているからです。戦術的に印象に残ったことの一つは名将バルベルデが切った一つの交代カード。システムを変えずに選手を一人入れ替えるだけで大きくプレーモデルを変えました。より点を取らなければいけない状況で前がかりになりつつあった状況で的確に一ピースをチェンジ。中盤のゲームメイカーをピッチから出し、ゴール前に詰められるフィジカルとメンタリティの強い選手を入れました。

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