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チャンピオンズを観てリーガ下位に驚く

月曜日にはプレミアリーグのリバプール-チェルシーを観ました。昨日(火曜日)はチャンピオンズリーグがあり、レバークーゼン-トッテナム、そしてスポルティング・リスボン-ドルトムントを観ました。ここでは非常に経済力があるクラブが世界で最も優秀な選手達と優秀な監督を獲得しぶつかり合う戦いが繰り広げられています。日頃週末は主にスペインリーグを追っている我々にとってこういった機会は欧州内にあるその他の哲学を知ることができたり、質の高い個を見ることで指導者として物差しを新調することのできたりする良い機会で、毎度楽しみにしている時間です。しかしながら、リバプール-チェルシーを見て最初の15分で前者の試合は観るのを止めました。非常にプレーリズムの低い試合で月曜日の貴重な時間をそこに費やそうとは思わなかったからです。そして同時刻にプレーしていたエイバル-オサスナにどんどん引き込まれていきました。 そして昨日は前述のチャンピオンズの2カードを大きな期待を持って観戦しました。しかし両ゲームともは戦前の期待を裏切る試合となりました。スポルティングは前節サンチャゴ・ベルナベウで素晴らしい戦いを披露しましたし、監督のジョルジェ・ジェスス氏は世界有数の戦術家であるということ、また対戦相手もあのトーマス・トゥヘル氏が率いるドルトムントということで大きく期待していた試合でした。しかし何かこうもの足りなさの残る試合になりました。レバークーゼン-トッテナムも同様です。トッテナムは非常に良いプレーをしたと思います。しかしホームのレバークーゼンが非常に良くないフットボールを見せたことで一試合としては期待はずれと言わざるを得ません。以前からボールを持ってからの攻撃の組み立てには問題を抱えていたものの執拗なまでの高い位置でのプレッシャーが特徴的だったシュミット監督のフットボール。世界中の指導者がそれを観ては多くを考えさせられものでした。しかし最近はその“狂った”プレッシャーは実施されないことが増え、単なる縦に速く慌てて攻撃をしかけるチームになってしまった感がません。トッテナムは非常に規律を重んじたアイデンティティの見える良いポゼッションサッカーを披露しました。そしてクロスからの攻撃は非常に見応えがあり改めて433でプレーする際のシャドウがゴール前に詰めることの重要性を気づかせてくれるものでした。戦術的にはオーソドックスで決してバルサのような観ている側を華麗さで唸らせるようなプレーをするわけではありませんが、集団として訓練され規律を重じる勝つのが難しいチームで非常に良いチームだなと思いました。

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ではこの2日間で試合が一番レベルが高かったかと言われればはっきりとリバプール-チェルシーの裏でやっていたエイバル-オサスナだったと言えます。間違いなくこの試合は最も一番僕たちを試合に食いつかせてくれるものでした。それはなぜなのか?決して私たちがスペインリーグを贔屓しているからではありません。単純にプレーリズムが圧倒的に高かったからです。プレーリズムが高い試合というのは戦術的にも技術的にもそしてメンタル的にも両者が最も豊かにぶつかり合う試合を指します。中でもオサスナは戦術的に非常に成熟したチームでした。選手の質で言うとそれまでの前述のチャンピオンズやプレミアリーグで戦っている選手達と比べると非常に劣るはずです。しかしオサスナのように質素でありながら物凄く競技力の高いチームがスペインにはいくつかあります。今季今のところで言うとフットボールの種類は様々であれどレガネス、ラスパルマス、エイバル、アラベスがその典型です。戦術的・技術的に成熟されていて、非常に“強い”チーム達なんですね。そしてもう一つのポイントはその多様性です。それぞれが独自のサッカーをとことん追求していてそこには教本のようなものがないんです。兎に角戦術的に豊かなんですね。チャンピオンズリーグを見ながらスペインリーグのレベルの高さを改めて痛感した瞬間でした。

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