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リーガを観て指導する 第3節⑴

リーガのレポートを今後も引き続き書いていきたいと思います。一つだけ。題名を今節から「リーガを観て指導する」に変えました。理由は単純な試合の分析ではなくよりサッカーのコーチ目線でより現場に還元できるような内容にしていきたいと思ったからです。というわけで早速スタートしましょう。先週までの代表ウィークが終了してから、そして移籍ウィンドウが閉まってから第1節目のリーガです。この期間で国内外問わず沢山の選手が同リーグに入ってきました。前節までとは違ったフットボールを展開しているチームもあります。その代表がグラナダです。すごいクライマックスが待っていましたね!

GRA-EIB パコへメス始動GRA-EIB

グラナダの試合(特にこのシーズン立ち上がりの時期)を見るのは難しいです。なぜならスペイン国外からやってくる知らない選手ばっかりだからです笑。この夏17人のメンバーが加入したグラナダ。その6人がこのインターナショナルウィーク中8月31日にウィンドウが閉まるギリギリに滑り込みの移籍。スタメン全員が新しい顔ぶれです。パコへメス監督のチーム作りがやっとスタートしました。それにしてもこのクラブはお金があるクラブということまたレンタルでやってくる選手ばかりでチームを構成するということだけあって若くて才能溢れる選手がものすごく多い。そして今年は監督がPaco Jemez氏なので極端にポゼッションサッカーに傾くサッカーで非常に見ていて面白いです。Manchester Unitedからレンタルでやってきた若きブラジル人Andreas Pereiraはまたリーガを面白くしてくれそうですね。GRA-EIB 4

そしてこの監督の特徴は趣向するサッカーの種類だけではありません。試合中の動きも特徴的です。もちろん好き嫌いはあると思いますし、事実今回も負けましたしね。間違いなく言えるのはこの監督はリーガで最も動くのが早い監督だということ。今節も65分の段階で怪我での欠場者もなく交代カードを使いきります笑。エイバルのキーパーAsier Resgoが退場したのを受けハーフタイムに早速動き、2枚のカードを切って一気に体勢を前向きに。3142です。これをやってのけてしまうところが勇敢と言われる所以ですし、腹が据わってると言われ国内でも人気になるのでしょう。チーム作りもまだほとんどできていない中なので、守備の際はオーガナイズが酷いのですがそれもお構いなし。「攻撃あるのみ」。それを受けてエイバルのメンディリバル監督もより守備意識の高い選手を揃えるべき早速カードを切ります。試合はグラナダが完全に支配し、エイバルは兎に角守るだけ。しかしその後まさかの結末が待っているところがフットボールが人を魅了するところですね。試合後Paco Jemez監督はこんな言葉を残して会場を去りました。「我々はエイバルよりも多くのものを創った。でもエイバルの方が多くのものを持って帰った。」まだまだ険しそうですが是非頑張ってほしいですね!

RSO-ESP 433のワイドの選手のサイドを入れ替えるRSO-ESP juanmi

キケサンチェスフローレス監督になってからはこの形を変えない硬いエスパニョール。このインターナショナルウィークでGKディエゴ・ロペスを獲得。この補強は本当に大きいです。442でしっかり守備を固めることを重視するキケサンチェスフローレス監督にとって最高の補強です。そして試合内容としては前半は誰もが観なかったら良かったと思った内容でした。しっかり守備から入るものの良い形で攻撃に転じれないエスパニョール。ボールを持って前進しようとするもののうまくいかないRソシエダ。そんな中個人で際立ったのはRソシエダの7番サイドアタッカー、フアンミ。イングランドプレミアリーグの挑戦に失敗したマラガの至宝は今季Rソシエダに8億円で買い取られ帰国。健在でした!中央のプレーも外のプレーもしっかり扱え、機動力があり技術も高い。いい補強ですね。また改めてですが、CBイニゴ・マルティネスの前への推進力は世界でトップレベルでしょう。それはビルドアップ時の縦への運びといった攻撃面でもしかり、クサビへのパスの対応といった守備面でもしかり。ここまで強い日本のCBは今のところ存在しないですね。A1-54952465.jpg

後半、Rソシエダのエウセビオ監督は両サイドアタッカーの位置を変更。これによって試合の構造が変わります。利き足を内側にする形で配置していた両サイドアタッカーを利き足をオープンな形にすることで中央にスペースを創出。442で守備をするエスパニョールの中盤が守備しなければいけないスペースが増え、そのスペースを有効に使うべく、攻撃の才能の高いオヤサバルを真ん中で使うことで流れをよくします。それを見たキケサンチェスフローレスはゴールを決めたもののスペースを空けていた左サイドアタッカーピアッティを外しフラドを入れ少し守備の構造を修正。エスペニョールは非常に優秀なフォワードを2人90分配置しながらも有効に彼らの能力を活かせていない模様でした。

RMA-OSA システムの相性を上手く利用するRMA-OSA reviere

Rマドリーは戦術的にも優れていました。個の優位性だけでなく4231システムをうまく活かして戦術的にもオサスナを苦しめることに成功。Kovacicをトップ下にサイドのCristianoとBaleが中に入りそのスペースをサイドバックが使うことで5バックのバランスを崩します。Kovacicの細かなボールタッチはリーガの中でも特徴的です。エスパニョールのトップBaptistaoもそうですがボールを兎に角細かくタッチしながら前進できる才能を持っています。そのおかげでマークを外す味方へパスするタイミングを見逃さないですね。オサスナは大差で負けたものの、良いニュースもありました。夏のマーケットが閉まるギリギリで入ってきたフランス人FWRiviereが非常に優れたセンターフォワードだということがこの試合でも見えことです。サイドウィングのTonoも個人レベルで高いパフォーマンスを発揮していました。少し残留への兆しが見えた気がします。

続く

 

 

 

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