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リーガを観て指導する 第3節(3)

VLC-BET  同じ動作でもタイミングを変えるだけで結果が大きく変わる

自分たちのアイデンティティを探している最中のチーム同士がぶつかりました。両チームとも監督が変わり、プレーモデルを構築しているところです。ベティスには関してはスタメンの半分が変更。バレンシアの方は昨年のメンバーが残っていますが相変わらず各選手の質の高さだけが印象の残る、チームとしての仕事があまり見えないチームでした。試合はバレンシアがゲームのイニシアチブを採り、ベティスはリアクションに徹する運びになりました。ベティスは中央エリアでしっかりオーガナイズされたブロックを作ります。バレンシアは深みのあるサイドバック(Gayá y Cancelo)の特徴を活かしてサイドから攻撃を仕掛けます。しかしフィニッシュの部分でゴールに詰める強い存在がいません。何度もサイドを崩しますが何のために崩しているのかと頭をかしげた人も多かったのではないでしょうか。ベティスの攻撃はそのバレンシアのサイドバックの背後のスペースをJoaquín とRuben Castroは突くことで展開されていきました。

ベティスの1ゴール目を見てみましょう。ここではクロスからの攻撃の際に逆サイドのアタッカーがフリーで詰める上で大事な要素を教えてくれます。それは二列目の選手の飛び出しとその飛び出し方です。決して二列目の選手が飛び出すこと自体が大事なのではありません。そのタイミングです。二列目の選手がタイミングを読み詰めることで相手のディフェンダーは予測を働かせ中央をにポジションを修正します(ゴールは中にありますので)。その結果大外の選手がフリーになるわけですね。同じアクションをするにもタイミングをしっかり読むことで相手を大きなピンチに陥れることができる典型的な例でした。是非我々の指導現場にも還元したいですね

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