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フッボラW杯寸評集 〜グループリーグ1日目編〜

ロシア 5 -0 サウジアラビア01rusia-rabiasaudi開幕戦。ロシア見事でした。サッカーをプレーする上で大事なもの見せてくれました。

エジプト 0-1 ウルグアイ02egipto-uruguayエジプトは細部まで気を使い試合をコントロール。エジプトのセンターバックも、中盤も、ワイドも皆いいです。ただ高いプレーリズムでのプレーが保てない。一方ベンタンクールという新たな道具を得たハイブリッドウルグアイ。選手が見てきた修羅場の数が違います。

モロッコ 0-1 イラン‪03marruecos-iranタレント集団モロッコまさかの黒星。不運が重なったとは言え単調なサッカーだったことは否めません。地味にでも巧妙に試合を進めた策士ケイロス監督率いるイラン。スローインやゴールキックも抜け目なし。RマドリーのSBハキミは左で出場し△。ただまだ19歳笑。‬

ポルトガル 3-3 スペイン04portugal-espanaサッカーのスタイルはさて置きスペインが圧倒的な差を見せつけた試合でした。一方ポルトガルには国歌を熱唱し味方を鼓舞し3ゴールを獲る真のリーダーがいました。誤審もサッカーの一部とは昔のこと。今回はVARがあったのに。それとBusquets調子良くないですね。

フランス 2-1 オーストラリア05francia-australiaこれまで5試合で最低の試合でした。オーストラリアは直撃するはずの大型台風がぎりぎりで逸れて、肩透かしをくらったよう。グリースマンが兎に角やりにくそう。ベンゼマがいたらなぁ。そして事件が起こります。フランス代表このままじゃマズイです。‬

アルゼンチン 1-1 アイスランド06argentina-islandiaアイスランドは‪物凄くクリーンなプレーを通じて道徳を重んじる大切さを教えてくれました。結果の為なら手段を選ばない考えが蔓延るサッカー界に一石を投じたでしょう。そして戦術的にも90分間高い集中力を維持し、メッシへのパスコースという二つ目のゴールも抑えながら耐え抜きました。代表チームでありながら反復(ビエルサのコンセプト)の跡が見えたアルゼンチン。ただ試合後に相手を讃えられないサンパオリ監督はいくら優秀な指導者だとしても尊敬に値しないと思います。

ペルー 0-1 デンマーク07peru-dinamarca内容からしてペルーに勝ってほしかったなぁと思われた方が多かったと思います。ペルー8番Christian Cuevaと18番André Carrilloはその存在を世界中に知らしめました。一方デンマークはお粗末な内容。エース10番Christian Eriksenもどこにいるか分かりませんでした。ただ彼らは後ろがしっかりしてたのに比べペルーはカウンターをもろにくらうオーガナイズだったのがポイントだったと思います。GKにも差がありました。

クロアチア 2-0 ナイジェリア08croacia-nigeriaクロアチアは良いチームに仕上がっていました。何よりメンタリティがいい。ベテランで中心のマンジュキッチやモドリッチらが凄く献身的にプレーしていました。今回のクロアチアはタレント達がぎゅっと一つにまとまった強いチームだと思います。また若手18番レビッチは試合を通じて最も驚きを与えた選手でした。これからが楽しみです。ナイジェリアはバラバラでした。‬

コスタリカ 0-1 セルビア09costarica-serbiaセルビア代表にはあっぱれの一言。昨日のクロアチア代表といいバルカン半島が再びサッカー界の構図を変えようとしているのが見えます。歴史上の厳しい困難を乗り越えてきた世代と戦争を知らない若手の融合が見えます。しびれました。一方コスタリカはその土地のアイデンティティは見えましたがゆっくり過ぎました。‬前大会のような釘付けになるプレーリズムはもうありません。

ドイツ 0-1 メキシコ10alemania-mexico「恐怖ではなく愛に満ちた状態でピッチに立つことを何より優先してきた」とは試合後記者会見でのメキシコ代表Osorio監督の言葉。バランスの悪いドイツ、そしてあのシュートを止められなかったノイアーには世界が驚きました。MPVを選ばなければいけないとすればHerreraですね。いやー凄まじい試合でした!‬!!

ブラジル 1-1 スイス11brasil-suizaブラジル、間違いなく今大会優勝候補筆頭です。王国の名に相応しい圧倒的な斬れ味。他の代表チームには絶対真似のできないオンリーワンフットボールです。ただ真面目じゃなかった。最初20分と最後10分以外はリズムを敢えて落としました。世界No. 1左SBのMarceloはキャリア絶頂期。出来るだけ長く観ていたいチームです。スイスは前線の役者不足が深刻で、きっと今後の足枷になるでしょう。

スウェーデン 1-0 韓国12suecia-coreadelsur北欧アイデンティティを存分に押出したスウェーデンは素敵でした。長身のツートップと右サイド三人が常に中央レーンに位置どり、そこに10番FORSBERGがアクセントをつける非常に攻撃的なサッカー。ただ「カウンターして下さい」と言わんばかりのバランスの悪さが気になるところ。GKチョ・ヒョヌは「韓国にこんな良いキーパーがいるのか」と世界中を驚かせたでしょう。体格や初見での印象とは裏腹に的確な判断と各技術の正確性を背景に高い安定感を発揮。これからが楽しみな11番ファン・ヒチャンと英雄ソンが担当するワイドはパワフルでスピードフルで、CB20番チャン・ヒョンスも国際レベルで通用することを証明しました。ただ一つのチームとして惹きつけるものは少なかったですね。レフリングは今大会最低でした。

ベルギー 3-0 パナマ13belgica-panama飽和するタレント各々の良さを引き出す、且つ全体のバランスを失わない、という難しいミッションに迫られるRマルティネス監督。結果どの国にも真似できない超攻撃的な布陣で初陣に挑みます。ハーフタイムでの細部修正が功を成し先制に成功。弱点は自ゴール近くでのカラスコの背後です。‬

チュニジア 1-2 イングランド14tunez-inglaterraイングランドはオーガナイズされたスマートなチームでした。サッカーの母国として新調された代表チームをお披露目。8番HENDERSONの正確なロングフィードは目を見張るものがありました。ただLINGARDを中心にKANE以外の前の選手がことごとくチャンスを外していたことが気になるところ。このスポーツ暗黙の了解として、チャンスを外し過ぎるくらいならチャンスを得ない方がマシだからです。チュニジアは途中でシステムを変更し試合を落ち着かせることに成功。最後の調整マッチスペイン戦でもみせた強靭なメンタリティをしっかり表現します。ただ守と攻がぶつ切りで、只管に守ったという感じ。圧巻はあの集中力。あそこまで続くのは本当にすごいです。

コロンビア 1-2 日本 15colombia-japonハリルさんなら並べていないメンバー構成。西野監督が何度も記者会見で口にしていた「自分達のストロング」を表現するものでした。そして今後の日本サッカーの為にしっかりメモしなくちゃいけないことが2つありました。1つは前半10人のコロンビアに押し込まれたその理由について。強烈なパーソナリティで自国を引っ張るファルカオの横で、日本はどうだったか。大人ばかりのパーティに一人参加した子どもの様に今目の前で何が起こっているのか、何をするべきなのかをハーフタイムになるまで示すことができなかった。そしてもう1つ。それはハーフタイムでその課題を選手達自身で修正したということ!事実後半はゲームをコントロールし見事コロンビアをKOにしました。この二つは大きなポイントだと思います。個人では世界の視線は大迫選手という“特殊な”9番に降り注がれたでしょう。剛を柔で翻弄する彼のような9番を見て日本柔道を連想した方も多かったでしょう。何はともあれ本当に嬉しいですね!

ポーランド 1-2 セネガル16polonia-senegalアフリカからのサプライズ、セネガル。ポーランドは負けるべくして負けました。セネガルは組織力、スピード、技術、そして自身の身をグループに捧げるメンタリティも兼ね揃えた成熟したサッカーチームでした。5番GUEYEはクレバーな中盤の潰し屋でとても良い選手でした。若干20歳の右アタッカーSARRのスピードは冗談じゃないかと思うほど。マンオブザマッチの19番NIANGは正に黒いベンゼマ。得点もできれば気が利いて味方を際立たせることもできるとてもいい選手。2センターバックも良かったし右SBに関しては年不相応にも19歳と言うんですからびっくりです。決してMANÉだけを抑えたらよいチームではないことがわかります。

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