ibanensarriena

【マリア来日記事4】学ぶために学びを捨てる

 指導者の中には自分が教わってきた同じ内容を子ども達にも教えようとしてしまう人もいます。これは良いことだとは思えません。なぜなら社会やサッカーも変化・進化すればそれに応じて社会人やサッカー選手像というのは変わってきているはずだからです。元プロ選手がプレーヤーを引退して指導者としてここにやってくる場合、彼らは自身が教えてきたことをそのまま子ども達に指導してしまうケースをよく見かけます。アスレチック・ビルバオの場合、そこではクラブの指導哲学とぶつかることがあります。そして場合によっては「自分にはここは合っていない」と言いながら辞めていってしまうんですね。なぜならここでは変化することに大きな恐怖が発生するからです。指導者は自分自身に安心感を当たれてくれるものを一度全て放り投げなければいけない場合があります。そして自分の知らない領域に自分を放り込んでみなければいけません。これって恐怖ですよ。おまけに今自分はAビルバオにいるんですよ(笑)つまり上手くやらなければいけないと思うわけです。失敗は許されないと思うわけです。試合に負けることは許されないという世間からの脅迫観念に迫られもします。こういった葛藤に打ち勝つことは非常に難しいですし、非常に時間がかかります。指導者は一度自分が学んできたものを勇気を持って捨てる必要があります。これを私は学ぶためには学びを捨てると呼んでいます。

Comments