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トレーニング 〜指導者が存在する理由〜 5

ペナ付近での守備(352) 〜「よりクローズな方法で」イニゴ・ロペス〜

皆さんこんにちは。イニゴ・ロペスです。今回は僕が最近行った練習メニューを紹介したいと思います。今僕は高校生年代のチームを指導しています。今年は戦術的な観点から見るとよりクローズな形でチーム作りをしています。なぜならその方が選手にとってより“簡単”だからです。その理由はいくつか上げられますが、一つは結果を優先的に求められるから、またチーム立ち上げ段階から全ての選手のことをよく知っていて立ち上げの段階から選手の特徴や限界をしっかり把握していたと言うことが挙げられるでしょう。その分速くチームの中に戦術的アイデンティティを構築することができます。一方で失うものもあります。トレーニングの大半は僕は動き方や比較的大枠についての指摘が多く、選手自身が開発されていくことはその他の方法と比べると少ないと思っています。今季は352システムで戦っています。ボランチ2枚にトップ下がいる3-4-1-2システムです。そんな中今回は自陣での守備、そしてペナルティエリア付近での守備について考えていきたいと思います。

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352でのペナ付近での守備 (中盤2人 とサイドのセンターバック)

説明:

図のようにグリッド内に2対2があり、ペナルティエリア付近には守備側が数的不利な3対2の攻防があります。グリッド内の攻撃的選手は前線の3人にボールを届けられるように努めます。設定した制限時間内にボールが前線に届けられなかった場合は別のボールがサイドに配球されゴール前の攻防が行われます。その際は2人のボランチの内一人は最終ラインに入り相手フォワードをマークし、もう一人のボランチは二列目から出てくる相手の中盤を警備します。一度プレーが切れた瞬間後方にいる(ペナ外)攻撃的選手にボールを配球することで、虹攻撃に対する守備を確認します。ラインをあげスペースを消しながら同時にマークについて意識をすることがここでは求められます。

指導ポイント:

  • 自陣での守備のトレーニングの一部(グリッド内)。背後を取られフィニッシュの状況を作られないこと。中盤の2人は背後を取られないようアプローチするタイミング、コース、ブレーキをかけるタイミング。連動。
  • サイドでの1対1の攻防。重心を下げる、相手の足を見る、ボールを奪わないのなら相手の懐に入りすぎない。優先順位をしっかり持たせる。まず一番に優先するべきは「守備者は突破されないこと」。突破されるくらいなら最悪クロスを上げられてもよしとする。
  • ペナルティエリアではマークを変えずにマンマーク。クロスが上がる前のアーリーヒット。攻撃者の些細な動きに注意する。
  • セカンドボールが出た際のラインの高さ。ラインを速く上げるシュートスペースを小さくする。情報を得ながらボールを受ける可能性のある選手をマークする。

留意点:

センターバックを敢えて2人にしているのは、中盤からのサポートの必要性を高め、それが不十分な際はピンチを迎えるということを強調するためです。

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