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強いラ・レアル 〜クライフからエウセビオへ〜

強いラ・レアル 〜クライフからエウセビオへ〜

リーガでこの時期最も良い状態のチームを挙げろと言われればレアル・ソシエダと答える人も多いのではないでしょうか。前節を終えた状態で9ポイント中9ポイントを獲得。先日行われたヨーロッパリーグでもノルウェーの強豪ローゼンボリを圧倒し久しぶりの欧州の舞台で良いスタート切りました。率いるのは今季3年目のエウセビオ・サクリスタン。あのクライフが率いたドリームチームの一員です。343のアンカーとしてプレーするペップ・グアルディラの前でインサイドアタッカーとして世界を圧巻した彼は、監督となった今、再びあのフットボールを再現しているかのようこの2年間チームを作ってきました。J04RSO-RMAeusebioエウセビオは2年前に就任して以来ずっと彼のチームは433システムでポジションプレーを志向してきました。そして今年はある意味勝負の年と言えるでしょう。イジャラメンディも1ボランチとしてプレーも板についてきました。補強も充実しています。重要な補強の一つがセンターバックのディエゴ・ジョレンテでしょうか。若くしてあの強烈なパーソナリティとプレー解釈の深さで後ろから今季のラ・レアルを支えます。カルロス・ベラの突破力と創造力に依存するチームからの脱却にも成功しています。事実この冬にMLS移籍も決まった彼の出場機会は減っています。21歳下部組織出身右サイドバックアルバロ・オドゥリソラのパフォーマンスは衝撃的です。既にA代表にも練習参加している彼は早くにビッグクラブに行ってしまう匂いがプンプンしますが今季は間違いないなくラレアルの重要な右翼です。J04RSO-RMAgoldelmadrid

ポゼッションを主体にゲームを組み立てるチームは往々にしてボールを動かすことで相手を動かすわけですが、必ず必要になってくるのは縦に速い攻撃的選手の存在です。この選手の存在によってチームはボールを握りながらも相手の背後へのプレーを常に相手に見せることができ、相手が容易にコンパクトフィールドを形成することを防ぐわけですね。今回のレアル・マドリードとの試合は現在のレアル・ソシエダの課題が浮き彫りになった試合でもありました。攻撃的な選手誰もが“遅い”選手なのですね。センターフォワードのウィリアム・ホセ、インフロントアタッカーのシャビ・プリエトとスルトゥーサ、ワイドアタッカーのセルヒオ・カナレスとヤヌザイ。皆背後のスペースに抜けることを得意とする選手であありませんでした。そうするとどうなるかと言うと、レアル・マドリーのディフェンスラインはラインを上げやすくなります。ヨハン・クライフのあの言葉が聞こえてきそうです。「まずは9番を見ないといけないよ。それは結果的に自分達がプレーできるスペースを確保することに繋がるんだから。」と。

今季のラ・レアルは強いです。

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